どうでも良いこと

朝のJR大崎駅。山手線内回りホームに降りるエスカレーターは幅一人分。

次の電車発車合図が鳴り響いていたので特に急ぐ必要もないと思い、立ち止まったままエスカレーターに乗っていた。

すると...後から「すいません!急いでいるんです!」という声が。

ああそうかい。でも俺は別に急いではいないし、ここでアタックかけても電車には乗れないよ、などと考えながら振り向くと、その男性の後には殺気だった表情を浮かべた人々が隊列を組んでる。

仕方ない。集団を引くのは自分の戦法ではないが、義理を果たすべくエスカレーターを一歩一歩降り始めた。ただしペースは最低限。どうせ電車待ちでつっかえるのだからここで無駄な体力を使う必要はない。旧社会党牛歩戦術並の速度でエスカレータ上を降りる。

三歩目で山手線内回りの扉は閉まり、自分がホーム階に足を踏みおろした時には発車していた。

このタイミングで捲りかけてきたら鬼だよな、などと思いながら後を見ると…皆さん猛烈な勢いで走りだしている。何故だ?次の電車が来るのは三分後。ここで走ろうが何しようが到着時間は変わらない。なのに、なぜ、なんのために走るの?

言いたかったこと: もっと早く家を出よう。