ISM指数、GM
本日はISM指数の発表があった。
Bloomberg: U.S. June ISM Manufacturing Index: Summary
- 拡大の部(50超)
- Manufacturing index 50.2
- Prices paid 91.5 (前月の87.0より上昇。そして29年ぶりの高い数値。)
- Production 51.5
- Supplier deliveries 55.1
- Inventories 51.2
- Customer inventories 55.0
- New export orders 58.5
- 縮小の部(50未満)
- New orders 49.6
- Backlog of orders 47.5
- Employment 43.7
- Imports 46.0
ここから見えるのは、
- 原材料費高騰で粗利低下
- 新規受注も受注残も減少
- 在庫増加→今後のさらなる受注減・粗利低下へ
- 雇用も低下
今日から下期突入だけど、回復する様子は見られないなー。
木曜日の雇用統計はどうなることやら... サービス部門で人が増えたようにしてごまかすのかな?
Bloomberg: GM June U.S. sales fall 18.2% to 262,329 vehicles
- GM株価が上昇
- 6月の販売台数が、予測ほど悪くはなかったため
- 予測...前年同月比-21%
- 実際...前年同月比-18.2%
- 予想ほど悪くなかったのは、6月最終週に大幅な値引き販売をしたためと思われる。
- 収益面でどれくらいひどくなったのかは...決算発表を待つしかない。
- 株価が反転したのは、みんなものすごい勢いで空売りをかけていたからであろう。
- いわゆる「踏み上げ(Short Squeeze)」というやつだ。
- でも、その勢いもあまり続かなかったね。
ISMと合わせて考えると、いかに米国製造業が酷い状況なのかがわかる。原材料費の高騰分を価格転嫁できない。それどころか、大幅に値引きしない限り売れない。
GM、この先どーすんだろ?