Doped Market
- 今日のNY市場は上げた。
- $INDU...+936.42(+11.08%)
- $NDX....+159.74(+12.58%)
- $RUT....+48.41(+9.27%)
- $SPX....+104.13(+11.58%)
- $BKX....+2.7(+5.11%)
- $RUF....+0.46(+5.05%)
- $BKX(銀行)と$RUF(建築)はそれほど伸びてないことに注意。
ステロイド+メタアンフェタミン相場
- 売り込まれた状態でG7での「対策」が重なったため、激しく買い戻しが発生している。
- でも、これで金融危機が打開されるの??
- Naked Capitalismが紹介しているNouriel Roubini氏の意見が参考になる。
- 「最後の貸し手」であるべき中央銀行が「唯一無二の貸し手」と化している。
- 貸倒リスクが異常に高いので、民間部門は全く貸し手に回ってくれない。
- G7での行動計画は曖昧な点が多く、各資産クラスにどんな影響を与えるのか見えていない。
- 景気刺激策が後手に回る一方で、景気が急激に下降・収縮している。各指標のニュースは市場を驚かせることになる。
- 企業の決算発表も、下方修正が続いて市場を驚かせることになろう。
- 高レバレッジ投資が被った被害は既に甚大だが、レバレッジ解消の過程はまだまだ続く。
- 金融システムにかかる各圧力は消え去ってない。CDS市場の暴走、何百ものヘッジファンド破綻、問題をかかえた保険会社の増加、金融システムに欠かせない企業の資本不足、巨大リスクを抱えた新興国市場、いやまてよアイスランドみたいな先進国ですら金融危機状態だ。流動性の低い資産が市場で叩かれることで、さらに資産価格が低下していく悪循環が形成されていく。住宅市場がさらに悪化し、住宅価格の下落は続く。
失業率が上昇し、住宅価格がどんどん下がっていく状況が続く中、G7で合意したような「救済策」がいつまで持つのかな?