Agileなコンサルタントの人・急募
- なんだかんだいっても、コンサルタントの人達は案件立ち上げ段階で決定的な役目を果たす事が多い。
- お客さんの経営や業務を見直して、どうするべきかを戦略面から提言する。
- そりゃ結構。
- だけどね...お客さん側に「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」という焦りを持たせたら、せっかくのコンサルティングも意味が薄れちゃう。
- 検討項目が膨れれば、それだけ一項目あたりの「練り」が足りなくなっちゃう。
- その「薄い練り」を継承した実行過程(業務設計とかシステム検討とか)は、さらに話が発散してしまう。
- システムが出来上がる頃は「なんでこんなことしているんだっけ?」みたいな状況になりかねない。*1
- しかも、その頃になると当初いたコンサルタントはどこか別のお客さんにホラ吹いている、みたいな状況なことも少なくない。
- 結果、お客さん〜コンサルタントはもちろん、その先を引き継ぐシステム部隊とコンサルタントとの間に微妙な距離ができあがってしまう。*2
コンサルティング段階で優先度が付与されたら...
- コンサルの人が「まずはこの課題をやっつけましょう。そして三ヶ月後に...」みたいにして、課題に優先度を付けてくれると世の中変わるかもしれない。
- 案件毎にお客さんもシステム部門も深く検討できる。ぶれにくい。
- しかも上流だけやって、はいサヨナラ〜みたいなサルコンサルな仕事はできなくなる。
- これにより、お客さん〜コンサル〜システムの信頼関係が向上する。
優先度付与には
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~
- 作者: Mike Cohn,マイクコーン,安井力,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2009/01/29
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- 第十章 金銭価値による優先順位付け が参考になる
- てか、「このテーマを実現するといくら儲かりますよ」と言い切れないシステムコンサルタントはやっぱりサルでしょ...
*1:てか、なりやすい
*2:コンサルだけならサルでもできると悪口をいうやつがでてくる