あなたの説明責任(Accountability)がなんぼのもんじゃ

  • 相変わらずのマイクロマネージメントな現場だらけで心が荒む日本出張。
  • が、よく見るとマイクロマネージメントには二種類あることがわかる。
    • 「管理される側が力量不足なので、管理する側は細々と面倒みないといかん」
    • 「管理する側の説明責任を取り繕うために、管理される側に対して細々指示を飛ばす」
  • 今回問題にしたいのは、後者。
  • 「私には説明責任がある。だから○○と△△と××しろ。」と部下に細々指示を出すのは簡単である。
  • だが、その説明責任とやらを遂行できない場合にどれくらいの損失が発生するというのだろう?
    • 降格・減給といった、認識可能な損失?
    • それとも、「こら!」と誰かに怒られるだけ?
    • あるいはプロジェクトがお取り潰しになる?
  • 説明責任を果たせない代償は様々だろう。
  • でも、その「代償」は「チーム全体の生産性」「部下のやる気」あるいは「部下が将来役立つ技術を学ぶための機会」を奪ってでも回避したいものなの?
  • あんたの説明責任って、いったいいくらだと思ってるの?

大事なのはチームワーク

  • もちろん、説明責任は回避できない。
  • だけど、説明責任を果たせないときのリスクを全部部下に押し付ける上司ってのは、「保身のために部下の将来を食い物にしている」という事実を認識するべきだ。
  • 別に怒られたって、多少減給されたっていいじゃん。
  • 経営層からボコボコにされてでも部下を守り、部下を育てる管理職の方が、チームにやる気を起こさせるし、部下の自立心を育てることにもつながるのだよ。
  • 結果としてチームの生産性が上がり成果がでれば、上層部に怒られた価値はあったというものでしょ?