2009-05-22 カリフォルニア州における大規模歳出削減という現実 政治 経済 MSNBC: California faces its day of fiscal reckoning(カリフォルニアが放漫財政の報いを受ける日) 住民投票により増税も借入も拒否されたカリフォルニア州。 (この記事には書かれてないけど)連邦政府による支援も断られた。 残る選択肢は歳出削減のみ。 7月から始まる新年度予算の歳入不足は240億ドル。 年間予算はざっと1000億ドル規模なので、25%足らない事になる。 この「穴」を歳出削減で埋めることになる。 候補は... 低所得者向けの生活保護...廃止 低所得世帯における児童向け医療保険制度...廃止 大学生向け助成金(77000人対象)...廃止 州職員および教員の首切り...数千人規模 州立公園の予算大幅削減 州立刑務所の囚人を早期釈放 雑感 カリフォルニア州はもし独立国家だったら世界6位の規模を誇る経済を抱えている。 そこが25%の歳出削減に踏み切るわけ。 Black Swanは、カリフォルニア州から飛び立つのかもしれない。 追記 また治安が悪い日々に戻るのか... インフレを心配する必要はない。 この条件下で高金利・ドル安になったら、確実に経済は止まる。