暗黒の木曜日(Black Thursday)

  • 色々アメリカ経済について愚痴ばかり書いている自分ではあるが、家を買うことを検討している。
  • でも、焦って買わなくて良かった、とも思った。
  • まだ数段下がりそうだから。

Mr. Mortgage: Potential Consequences of 5.5% Mortgage Rates

  • 昨日木曜日、住宅ローン金利が一斉に上昇した。

  • これが一時的な現象ではなく、ずっと5%台半ばで推移すると、住宅市場回復は遠のくとMr. Mortgageは指摘。
  • 金融機関は経費削減のため、住宅ローン部門を大幅に人員削減した。
  • 結果、ローン(新規購入/借換)申し込みから実際に貸出が行われるまでに数ヶ月かかるようになっていた。
  • で、この唐突の金利上昇。
  • 以下の「副作用」が懸念されている。
    • 借換のキャンセル。5%前半なら、わざわざ借り替える意味がない人は多い。借換がキャンセルされると、それまで金融機関が投入してきた人的経費は無駄になる。借換できなかった世帯は、今後消費を抑えるのは確実。あるいは返済不能あぼーん
    • 前週までの低金利で確約してしまった貸出案件で、金利変動をヘッジしていなかった場合、金融機関側がドロをかぶることになる。