ソフトウェア特許こそが問題なのである

masayang2010-02-19

Union Square Ventures: Software patents are the problem not the answer

  • HBRにNathan Myhrvold氏が寄稿したThe Big Idea: Funding Eureka!という記事に対するBrad Burnham氏による反論
  • Nathan Myhrvold氏は、現在色々な企業が隠し持っている「ソフトウェア特許」を一箇所に集約・管理し、新たな事業を始める人があちこち調査しまくる必要がない市場を提言。
  • これに対しBrad Burnham氏は「ソフトウェアの発展は、『新しいことを始めるのに誰かの許可を得る必要がなくなった』度に生まれてきた」と指摘。
    • OSの誕生により、アプリ開発者はハードウェアベンダの情報開示を得る必要がなくなった。
    • インターネットが一般開放されたことで、アプリ開発者は特定ベンダの特定通信プロトコル女王情報開示を得る必要がなくなった。
    • なのに、今なにか新しいことをはじめようとすると、IBMやらHPやらあちこちの特許を調べないといけない。これっておかしいよね。
    • しかもソフトウェアは、他の製造産業と比べると発案コストが圧倒的に安い。結果として、「とりあえず広範網羅的な特許をとっておいて、後は網にかかる奴を待とう」という動きが出てきちゃう。そしてこれはソフトウェア産業の発展には寄与しない動きである。

→自分もBrad Burnham氏の考えに賛成。ソフトウェア特許は邪魔。全部オープンでいこうよ。