紙の本は当面なくならないし、たぶんずっと存続する。

  • iPadでいっそう期待が膨らむ電子書籍
  • 「もう紙の出版は終わった」などという声も聞かれる。
  • そうなんだろうか?


出版大手各社のWebサイトを見てみよう。どんな国に支社を出しているかがわかる。

まだまだあるけど、疲れたのでこのあたりでやめておく。要は英語で出版している大手は、世界のあちこちに支社を持っている、ということ。そして、途上国の市場は先進国に比べるとまだまだ小さい。そういう地域で新刊を買って読めるのは、一部の金持ちだけかもしれない。だからといって、そういう地域まで紙の出版をやめて電子書籍だけにしてしまったら、iPadKindle、あるいはパソコンに触れない層は学習する機会を失ってしまう。

  • The Asia FoundationというNon Profit団体がある。
  • ここが実践しているBooks for Asiaという活動は、発展途上のアジア諸国・地域の子供たちに古本を寄付し、勉学に役立ててもらおうという趣旨。
  • こういう地域ではiPad買うのに何ヶ月分の収入が必要だろうか?

電気がなくても読める。気軽に貸し借りできる。紙の本は偉大なのである。だからずっと存続するであろう。