Cloud Expo雑感

ちうことで、Cloud Expo三日目。もう、目に見えて参加者が減ってる。

  • 過去と同じ発表をする人。
  • 個別セッションと一般セッションで同じ発表をする人。
  • 発表を装った自社製品・サービスの宣伝。

こんなのばかりじゃ途中で投げ出してビール飲みに行くわな(笑

とはいうものの、ぼんやりと見えてきた構図もある。消え行くプライベートクラウドの立ち位置。それがパブリッククラウドとの住み分けになるのか、それとも盲腸みたいにプライベートクラウドが消えていくのかはまだ断言はできない。でもプライベートクラウドを押す人達の主張として説得力があるのは

パブリッククラウドでは達成できない規制条項が存在する」

くらいしか残っていないのではないか。わかりやすい例だと

  • 物理的なサーバの状態を確認する必要がある
  • 共有リソース使用の禁止
  • データは国内/敷地内に保管する必要がある

等々、よく言えば保守的、悪く言えば前時代的な規定だ。少なくともクラウドの存在を前提としたものではない。

だが今後パブリッククラウドがより一層普及し、その費用対効果が明確になっていく一方で、こういった旧態依然とした規制を順守するためにだけ高価なプライベートクラウド市場が残る、という可能性はどれくらいのものだろう?

むしろ、規制がパブリッククラウドに合わせて調整される事態が待っているのではなかろうか。などということを考えながらAmazonを名指し批判するVMWareの中の人のセッションを聞いていたのであった(笑