飲酒運転で少年を死においやり、懲役10年をくらった男が「少年の両親が悪い」と民事裁判...

裁判大国と言われる米国でも、さすがにこれはないだろ、という事件。

AP: Driver in fatal Conn. crash sues victim's parents

David Weaving(48)は2007年4月27日にコネチカット州Prospect郊外の制限速度45mphの道路を酒に酔って83mphで走行中、自転車に乗っていたJoanne Kenney君(14)を跳ね、死亡させた。2008年12月、David Weavingは殺人(manslaughter)等の罪で懲役10年の刑が宣告され、服役となる。

刑事裁判が確定した直後、Kenney君の両親は民事裁判でWeavingを訴えるが...なんとWeavingは獄中からKenney君の両親に対して「事故はKenney君両親の監督不足の結果起きたものであり、Kenney君がヘルメットをかぶっていなかったことが死亡につながった。今回の事故で自分は精神的打撃を受け、刑務所に送り込まれる結果となり、人生の多くを失うことになった。この精神的苦痛に対して$15000払え」という訴えをおこしたのである。

→87mph(時速140km)で自転車はねたら、ヘルメットの有無に関わらず相手は死んでしまう。自分の飲酒運転をたなにあげて、被害者やその両親に責任を求めるとは...