LandisによるUCI批判

TBV月曜にリンクがあったAP記事に、手術後のランディスの様子が掲載されている。長いので訳さないけど、目を引いたのはランディスによるUCI批判だ。

He blames the UCI for the cycling's public-relations problems and says many who run the federation only want to stay in the good graces of the International Olympic Committee in hopes of advancing their careers there.

ランディス自転車競技の地位に関し、UCIを批判した。UCI組織を運営している連中は、IOC国際オリンピック連盟幹部に出世し、老後を余裕で過ごすことしか頭にない、というのだ。(意訳)

これはちょっと意外だった。WADAを批判すると思ったが、矛先はUCI。そして、そのUCI会長はWADA会長の追放を訴えている

でも、ランディスの発言からはIOC/WADAとUCIの関係が透けてみえる。WADAがIOCの一部なのは周知の事実だけど、その幹部席に納まるためにはIOCやWADAに認められる仕事を続けないとだめ、ということ。実際、IOC理事リストを見ると、国際◯◯連盟会長みたいな経歴の持ち主ばかり。そして、IOC幹部になれば定年の70歳まではウハウハな生活ができる...[*1]

まあ、そういう状況下でDick Pound WADA会長にケンカを売ってるUCIのMcQuaid会長は偉いと思うんだけど...まだ手緩い!とランディスは怒っているのか。

*1:いつぞやメディアを騒がせたサマランチ氏なんか、終生名誉会長という地位のままになっているし...