Trick or Treat? 利下げはあるのか?

たまには真面目に(当社比)経済の話を。
FOMCの偉い人達が集まってFF金利をどうするか話し合っている。明日水曜日の午後に結果は発表されるが、市場の予想は0.25%、0.50%、そしてzero(利下げなし)に別れている。自分の希望は「利下げなし」。サブプライム関係の問題は当事者の工夫でなんとかしろ! って、バーナンキに宣言してもらいたい。

借金依存経済

CNNにはThe $915B bomb in consumers' walletsという記事が掲載されている。「消費者の財布に9150億ドルの時限爆弾」とでも訳せようか。不動産価格が下がってきたので、従来頼ってきたエクイティローンが使えなくなった。そして、その分クレジットカードへの依存が高まっている、というお話。

クレジットカードの金利はエクイティローンのそれよりもかなり高いので、当然不払い率も上昇しているそうな。

信用度の低い人への貸出金利を下げるとろくなことがない。FF金利を下げるということは、借金依存病である米国経済の病状を悪化させるだけ。傷が浅いうちに破綻させれば回復も早いだろうけど、根本的問題解決を先送りさせれば回復不能なハードランディングしか待っていないでしょ...

でもまあ実際は

現実は0.25%下げがあって、12月にもさらに0.25%下げ。そして、日銀が1月に利上げ強行して、ドル暴落...なんていうところだろうか。ドルが暴落したら、アメリカをオフショア開発拠点として選んでください。いい仕事しまっせ。>皆さん