治療が必要
オバマ大統領 = ルーズベルト大統領
フーバー(〜1933年3月)のあと引き継いだのは、アメリカで唯一4選されたルーズベルト大統領だ。
大規模な経済対策(ニューディール政策)を実施した。しかし、グチャグチャになった世界経済はアメリカだけの努力では立ちなおらかなった。
アメリカは相対的には早めに最悪期を脱したが、それでも景気回復を実感するのは、ヒトラーに対抗して戦争を始めたことで起こった戦争景気が発生してからになる。
確かにそのとおりなのだけど、恐慌から戦争景気に至るまでの間に米国の貯蓄率が上昇した、という事実を忘れてはいけない。この間、米国における株式配当利回りは、国債の利率を上回り続けていたのだ。株式市場崩壊の記憶がまだ生々しく残っていた人達は、そんな条件でも株よりは国債を選んだのだ。
以上、マーク・ファーバー本からの受け売り(笑
- 作者: マークファーバー,山岡洋一,足立真一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1989/04/01
- メディア: 単行本
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今のアメリカ経済は一週間覚醒剤打ち続けて頭の中がガラス玉になったジャンキーのようなもの。もう一発大量に打って発狂するか、治療に専念するかの瀬戸際でしょ。
それにしても、大恐慌を研究し尽くしたはずのBernanke先生が、同じような状況を設定してくれるとは皮肉なものである。
- Fed Loans to Banks, Dealers, AIG Soar to $410 Billion→Fedの貸し出し残が4100億ドルになったんだってさ