真実が暴かれるとき

この記事を読んで、漠然と考えたことをつらつらと。

ITPro: SI不採算プロジェクト撲滅作戦の最終段階に入った富士通

  • まあ、よくある「赤字プロジェクト撲滅運動」だね。
  • 赤字プロジェクトをなくせば、利益率は上がる。→あたりまえ
  • で、赤字をなくすための様々な「詰め」が行われてきた。
  • 実際に、赤字プロジェクトは減少してきた...

以下、本郷君と死神博士

  • 本:博士、すばらしい話ですね。
  • 博:どこが?
  • 本:「事実、05年度の損失金額は100億円と前年度の4分の1に激減した。06年度はわずか50億円の見込みだ。」って書かれてますよ。
  • 博:それは果たして赤字プロジェクト撲滅運動の結果なのかね?
  • 本:?
  • 博:実は景気が良くなって、お客さんの財布が緩んだだけだったのではないのかね?
  • 本:つまり、ゲタを履かせた見積書にお客さんがハンコを押してくれた、ということ?
  • 博:そういうことじゃ。ウォーターフォールと進行基準を組み合わせるという、実に非効率極まる管理工程のため、原価はどんどん膨らんでいたのじゃな。
  • 本:好景気だったので、その増加分をお客さんに転嫁することができていた、というわけですね。
  • 博:これでお客さんが財布の紐を締めたらどうなるかな?
  • 本:自分ならリタリン飲んで現実逃避ですね...