グリーンバブル終了のお知らせ
時事ドットコム: 電気自動車の米テスラ、上場へ=1億ドルの調達計画届け出
米国の電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズ(本社カリフォルニア州)は29日、総額1億ドル(約90億円)の新規株式公開(IPO)計画を米証券取引委員会(SEC)に届け出た。上場時期は明らかにしていないが、同社の将来性に投資家の注目が集まるのは必至。自動車業界に新風を吹き込むことになりそうだ。
- 同社の将来性?
- 調べてみたよ。
Hybrid Car News: Tesla Pins Hopes on IPO and Model S Sedan
- 「株式上場とセダン型に希望を託すテスラ」
- pin hopes on hogehoge→hogehogeに希望を託す、ね。
- 上場申請の一週間前に、政府からの低金利融資条件が確定。これにより、4億6500万ドルを確保。
- 上場で1億ドルを調達。
- 資金調達の目的は、S Model(5人のりセダン)の市場投入。
- S Modelは$58,000とされている。
- が、S Modelの開発は遅れている。
- 当初2011年に予定されていた市場投入は、2013年まで延びた。
- 上場するというものの、商売はうまく行っているとは言えない。
- 2009年末までに販売したロードスターは937台。予約はもっと多いのに。
- 2009年Q3までの損失は315万ドル。
- 2004年創業以来の累積赤字は2億3640万ドル。
- 政府からの借入では足らない分を上場して資金調達し、S Modelの部品や工場建設に回す、ということらしい。
- 同記事が心配しているのはS Modelの遅れ。
- 2013年にはより多くの競合車種が誕生しているはず。
- Fisker Karma, Chevy Volt, Prius Plug-in, Nissan Leaf等。
- 上場はS Modelが年間2万台売れるという前提だが、これは守れるのか?
- Teslaは当初の予定通り、ロードスターの販売を来年で打ち切る。
- S Modelは前述の記事通り2013年登場。
- つまり、2012年は「売る物がない」状態。
- これで上場ですかそうですか。
グリーンバブル終了のお知らせ
企業が株を発行する理由は二つある。「今発行しないと死んじゃう」か「今発行しないと馬鹿」か。景気刺激策で金余りの今を逃したらIPOはできない、とTeslaは判断したのかも。ドットコムバブルもそうだったが、相場の峠で株を売り逃げた奴が勝ちなのである。グリーンバブルは終わるのだ。