The Hard Road

Cyclingtimeにて、チームバンが活動停止することを知る。 直接の原因はメインスポンサーのYahoo!が契約を延長してくれなかったことであろう。 まあ、Yahoo!も民間企業。 本業が不調な場合、真っ先にカットするのはこの手のコストになるのは仕方がない。

今回の顛末で思い出したのが、映画「Hard Road」。かつてネットバブルで勢いのあったインターネットサービスプロバイダ「NetZero」がスポンサーとなったロードチームが、設立二年目のシーズン途中で活動停止に追い込まれるまでを描いたドキュメンタリ。給料はもちろん、レース参加費用、旅費、ホテル代全てがチームから払われず、選手達は自腹でレースに参加し続ける。そしてネットバブルは崩壊し、NetZeroは事実上倒産。NetZeroチームも活動停止へ。

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NetZeroに比べれば、Yahoo!は充分責任を果たしていたんじゃないかな。

とはいうものの、日本のロードレースは企業がスポンサーするには魅力がないのも事実であろう。以下、日本のロードレースを変革するための提案:

  • お立ち台ギャルを!
    • 表彰台で町長の爺さんに賞状をもらっても選手は嬉しくないし、そもそも「絵」にならない。車のレースや、ゲームショウみたいに、おねーちゃんに金をかけるべし。 でかいレースなら、当然シャンパンのぶちまけもやってもらおう。
  • もっとクリテリウムを!
    • ロードレースは長い距離を占有する割には、広告効果が少い。[*1] 周回コースでもない限り、観客は選手を一瞬目にするだけ。クリテリウムなら、道路占有区間は短いし、同じ場所をグルグル回るので広告効果は高まる。
    • 商店街で開催すれば、売上増加につながる。
    • 一時間程度の短いレースを何本も開催することで、駐車場の確保も簡単になる。
  • ゴールにドラマのあるロードレースを!
    • パリルーベみたいに競輪場をゴールにしたレース...といきたいけど、施設の構造上無理だろうから、国立競技場をゴールにしたロードレースなんてできないものかね?

*1:もちろん、Grand Tourくらいまで「格」が上がれば、ロードでも充分な広告効果はある。ここで話しているのは、日本のロードをどうするか、ということ。