宴の後で...
- San Mateo Home Sellers in Troubleというブログが面白い。
- 住宅バブルが特に激しかったカリフォルニア州サンマテオ郡の現状を分析している。
- ここでは2581 ANNAPOLIS St East Palo Alto, CA 94303 – This is how you use your house as an ATMという記事を紹介したい。
- 住宅バブル期に、どんな無茶がまかり通っていたのかがわかる。
- 1999年に頭金ゼロの30年固定で購入。借入額27万ドル。貸手はバンカメ。
- 2003年に借換。家の評価額が上がっていた分、借入額も増やした。
- 借入総額は30万ドルに増額。
- 貸手はIndymac。→後に破綻。
- 2004年にも借換。
- 借入総額は33万3000ドルに増額。
- 貸手はNew Century。→後に破綻
- 2006年に再度借換。
- 借入総額はなんと57万2000ドルに。→24万ドルのキャッシュを手に入れたことになる。
- 貸手はOption One Mortgage。→後に破綻
- 以下はForeclosureデータより調べた。
- 2008年10月16日...Notice of Default
- 2009年4月9日...競売。最低入札金額$575,869→誰も買わなかった模様。
- 2009年6月16日...銀行保有物件に。買戻し金額$573,732。
- 2009年9月3日...$180,500で市場放出→ほぼ即売。
住宅バブル
- 頭金ゼロでローンを組み、家の評価価格が上がったところで借換をすれば現金が手に入る。
- それで車を買うもよし、当面のローン返済をするもよし。
- な〜んてのがまかり通った時代があったわけだ。
- 当たり前だけど、こんなのがいつまでも続くはずはなかった。
- 貸す側も借りる側も破綻。
- 最後に引き取った銀行は、差し引き39万3232ドルの損失。
- こういう物件が、まだまだゴロゴロしているわけよ。
- 問題は全く解決していない。