言うこと聞かないと予算承認しないよ
今、テレビのニュースで流れていた話。
LAT: Schwarzenegger threatens to leave office without signing budget
- 今期が最後のお勤めとなるターミネーター知事。来年1月で新知事に地位を明け渡す。
- 一方、カリフォルニア州の予算年度はこの7月1日から切り替わっているが、例年同様今年も予算案は決まっていない。
- 今のままだと191億ドル(1兆7000億円)の歳入不足があることだけは確実。
- その解決のためにも予算構成をきちんと見直すように、知事は議会に要請している。議会がその通りに動かない場合、「自分が就任中はカリフォルニア州予算案を承認しない」と宣言。
- しかも現状の「増税のためには州有権者2/3の賛同が必要」という州法を見直す気持ちはターミネーター知事にはないらしい。
- つまり、思い切った歳出削減をせよ、ということだ。
→予算が決まってなく予備金が枯渇寸前の現状、カリフォルニア州の職員は最低賃金で働いている。「マクドナルドのレジ打ちより安い給料」と、州立病院で働いている知人自転車乗りは嘆いていた。もちろん、予算案が通れば本来の給与との差額分は返ってくるが、今のままではローン返済や家賃支払いが厳しい人も多いだろう。だが、もう任期がない知事は失うものは何もない。こういう不人気政策で開き直ることができるというのは恐ろしい。