株価はどこまで上がるのか?

  • The Big PictureでChart of the Day: S&P500 P/E Ratioという記事を見つけた。
  • The Chart Of The Dayの8月21日記事を引用している。
  • S&P 500指数のP/E比が先日144という新記録を打ち出した、という内容。
  • そこで紹介されているチャート。

  • たしかにP/E比は急上昇している。
  • 歴史的に見ても異常に高い。
  • 大変だ!

でもね...

  • The Chart Of The Dayの5月22日記事を見ると...
  • S&P 500指数のP/E比が先日120という新記録を打ち出した、という内容。
  • そこで紹介されているチャート。


高P/E

高いP/Eの状態から株価を上げる方法は三つある。

  • 企業が収益(Earning: P/EのEね)を高める。
  • さらにP/E比を上げる=みんなで株を買う
  • その両方。
  • Chart Of The Dayのチャートにある、2003年〜2005年のP/E低下局面は、企業の収益上昇がもたらしたもの。
  • その収益上昇は、「住宅価格上昇→住宅関連の雇用増加・ホームエクイティローン活用による消費増加」が大きな要因。
  • さて...今回はどんな分野で「消費増加」があるのだろう?

予想

  • たぶん、「New Normal」みたいな表現で「高P/Eは異常じゃないんだ」という主張をする人達が登場してくるのであろう。
  • でも、それって1920年代の「New Era」やドットコムバブル時の「New Economy」、2005年住宅バブル時の「New Paradigm」みたいな感じに終わるのではなかろうか。
  • 経済を支える市場(Market)には新も旧もなく、「神の見えざる手」があるだけ。
  • やがては「本来の場所」に戻るだけのこと。

おまけ

  • こんなの作ってみました。*1


  • 「本来の場所」はどこなのだろう。
  • いつ、そこに戻るのだろう?

*1:画像をクリックした後「オリジナルサイズを表示」というのを選択すると、絵が大きくなります。