現実直視
- オバマ氏が大統領に当選した翌日、テレビではオバマ氏に対する国民の期待などを流していた。
- やはり目立ったのは「経済対策」。
- でもねー、大統領が変ったからって何が変るというのだろう?
- そりゃ、今のよりはいいかもしれないけど、目の前にある問題は大変なものがあるわけよ。
President Obama's First Step: Reset Expectations
- 上記記事にはオバマ氏が乗り越えなければならない「真実」が紹介されている。
- The deficit will be more than $1 trillion a year for several years
- 財政赤字が1兆ドルを越えた状態が何年も続くだろう。
- The country needs a massive new fiscal stimulus
- アメリカは強力な景気刺激策を必要としている。
- The housing market will continue to decline through at least 2010
- 住宅市場は少なくとも2010年までは低迷が続く。
- Interest rates and taxes will eventually have to rise (after the economy stabilizes)
- 金利および税率は(経済が安定したら)上昇せざるを得ない。
- Weak corporations have to be allowed to fail
- 体質の悪い企業は淘汰されるべきである。
- Millions of homeowners will lose their house
- 何百万という人達が家を失うだろう。
- Unemployment will probably rise to 10%
- 失業率はおそらく10%まで上昇するだろう。
- The government simply cannot "bail the country out"--not because it lacks the will, but because it lacks the power.
- 政府は「国家の救済」などできない。そんな意思も能力も持ってない。
- で、この記事はこんな感じで締めくくられている。(意訳)
こういった問題と、それを解決していくために伴う「痛み」をまず国民に理解してもらわないと、半年後にはオバマ大統領が国民から責められることになる。この国の人達は本当に頭が悪いのが多いので、こういった問題が前政権から引き継がれたものだ、なんて覚えちゃいないから。
- つまり、オバマ氏の最初の仕事は「過剰な期待を否定すること」なんだそうな。
- 確かにそうかも。
- 熱狂が覚めた後ほど、しらけやすい状態はないからね。